船型試験とは、実際の船の大きさを縮小した模型船を使い、実船の性能を推定するための試験です。船型開発では、船型検討と性能推定試験の2段階で船型試験を行われ、設計仕様を満たす最適な船型を導きだします。模型船製作では、お客様の大切な船型データの取り扱いに細心の注意を払い、線図作成から模型船切削まで一貫しております。
船型開発の一例
短期間&低コストで一般商船、漁船、作業船の船型開発を年間55隻以上、累計2400隻以上(2018年現在)行っています。
試験の一例
抵抗試験
自航試験
斜坑試験
PMM試験
流線観察試験
船体表面の流れ
改良前と改良後の模型船が造る波の違い
改良前
改良後
模型船ができるまで
STEP1
船体線図作成
STEP2
3Dデータ作成
STEP3
切削ロボットによる模型船の削り出し
STEP4
専任技術者による最終仕上げ
STEP5
完成
各種模型製作
各種模型試験を可能にするため模型船の開発・、製作の他にも、船舶、ブイ、アンカー、曳航体、河川構造物など広範囲にわたって製作しております。
マリーンエクスプレス水槽試験用模型 (九州大学殿納入)
6軸多関節ロボット
主として硬質ウレタン製模型船の製作に活用しています。切削可能な模型船最大長さは約3,000mm、最大幅は約600mmです。切削可能な材料は、硬質ウレタン等の樹脂および軽金属です。
3Dプリンタ
3D形状データを元に、ノズルから噴出された樹脂を積層して造形します。複雑な形状を短時間かつ高精度(±0.3mm以下)で製作でき、造形最大サイズは縦210mm×横297mm×高さ200mmです。
3Dモデリングマシン
比較的小さい模型部品の製作に活用しています。切削可能範囲は400mm×400mmで、切削可能な材料は、樹脂および軽金属です。
大型木製模型船切削機
長さ約6,000mmまでの木製模型船の製作に活用しています。