低騒音風洞
特徴
風洞は人工的に発生させた風の中で流体実験を行うための装置です。低騒音風洞は測定部を静かな環境に保ったまま流体実験が出来るように、様々な工夫をしています。
高性能 | 低騒音で低乱れの気流性能を可能にします |
多機能 | 測定部を2ヶ所有し多様な試験に対応できます |
省エネ型 | 循環型風路によるエネルギー回収方式です |
省スペース型 | 風洞各部を最適設計し小型化しております |
性能
第1測定部 | 第2測定部 | |
寸法 | 幅 2m × 高さ 2m × 長さ 5m | 幅 3.2m × 高さ 3.5m × 長さ 7m |
形式 | 開放形 | 密閉方式 |
最大風速 | 60 m/s | 30m/s(流路ブロック使用時) |
風速分布 | ±1%以下(40m/s時) | ±5%以下(30m/s時) |
乱れ | 0.5%以下(40m/s時) | 3%以下 |
騒音 | 65dB(A)以下(40m/s時) |
1.送風機
2.吸音コンクリート
風路内壁は多孔質コンクリートパネルで覆われています。音の波動は小さな孔の中で減衰され、騒音が小さくなります。
3.ガイドベーン
4.整流部
ハニカムと複数枚の整流ネットから構成されます。風の速度が均一化され、乱れ度も抑えられます。
5.第1測定部
壁面・天井・床面は全てクサビ型の吸音材で覆われています。
6.サイレンサー
風を通しながら音を吸収します。
7.吸音材付ガイドベーン
8.第2測定部
大型の航空機模型等の実験はここで行われます。
9.計測室