完全自動計測システムを備えた、最新鋭の船型開発用高性能回流水槽です。流体工学に関するさまざまな試験にも活用できます。
Point 1:流速分布と水面の平滑さを向上
水槽形状の改良により、流速分布と水面の平滑さを向上しました | ➜ | より高精度な水槽試験が可能になりました |
Point 2:気泡混入量の低減(高速域)
水槽形状の改良により、高速域で気泡の巻きこみ量を低減しました | ➜ | 高速域でも気泡が少なく、可視化が見やすくなりました |
Point 3:自動化水槽実験システムを採用
難しい水量調整を自動化(抵抗・自航試験を自動化) | ➜ | 試験精度の向上と計測時間の短縮が可能になりました |
新型回流水槽と旧型回流水槽の諸元比較
旧型 | 新型 | |
全体寸法 | 長さ 14.8m × 幅 2.9m × 高さ 5.2m | 長さ 17.5m × 幅 3.5m × 高さ 6.3m |
観測部寸法 | 長さ 6.0m × 幅 2.0m × 水深 1.0m | 長さ 6.0m × 幅 2.0m × 水深 1.0m |
水量 | 80ton | 100ton |
電動機 | 22kw × 2 | 22kw × 2 |
最高流速 | 2.0m/s | 2.6m/s |
流速分布 | ±2.0% | ±1.2%(流速1.0m/s) |
定在波 | ±1.0mm | ±0.5mm(流速1.0m/s) |
水面変動 | ±1.0mm | ±0.5mm(流速1.0m/s) |
水面勾配 | 1/10000 | 1/8000(流速1.0m/s) |
特徴
Point 1
流速分布と水面の平滑さが向上
Point 2
完全自動計測システム
レーザ水位センサ
Point 3
完全自動計測システム
自動水量調整用タンク
Point 4
水槽下流側の形状改良による気泡混入量の低減
Point 5
広い観察窓により模型船まわり全体の流れを鮮明に観察可能