回流水槽では、比較的高速域のある流速で、定在波が極大となります。これは、回流水槽の水量の調整では、制御出来ない流体現象です。
弊社では、高速回流水槽実現のために、定在波制御装置(リッジ)を開発しました。
その機構は、水槽の観測部上流側底面から、リッジ(山の尾根)状の突起物を昇降させるものです。
高速流がリッジに当ることで、水面に波が発生します。この波で、回流水槽定在波を相殺して、実験が可能な平滑な水面を、つくることが出来るのです。
リッジは故 田古里 元東京大学教授のご助言を基に開発されたものです。